夢にあらわれるシンボルは、心の奥にある感情や無意識を映し出す鏡のような存在です。
象の夢は、大きな福と知恵、どっしりとした成就を象徴します。アジアの広い地域で象は神聖な存在とされ、非凡な人物の胎夢として名高く、強大な力と穏やかさを併せ持つことから徳望と繁栄の象徴とされてきました。
象に乗る夢や、象が近づいて懐く夢は、名誉と財が並んで育つ大きな吉夢と読まれます。白い象はとりわけ尊く、古くから並外れた子や稀な幸運の前触れとして愛されてきました。
象が道を塞いで動かない夢は、独力では押し切れない課題や責任の重さを映します。怒った象に追われる夢は、見ないふりを続けてきた重圧が、もう見過ごせない大きさに育った合図かもしれません。
心理学的に象は、穏やかな力、長く覚えている心、そして背負った責任の重みを同じ広い背中に載せています。大きな何かを抱えているなら、その重さが象の姿を借りたのでしょう。
重い荷ほど一人で担がないこと。分かち合える人をひとり思い浮かべてみましょう。