海軍式体脂肪率計算機
身長、首周り、ウエスト周り(女性はヒップ周りも)、体重を入力すると、米海軍式(Navy method)の周囲径測定法で体脂肪率を推定します。キャリパーや特殊機器は不要で、メジャー(巻尺)だけで計算できます。
この計算の仕組み
海軍式の計算方法は、もともと軍の体力測定用に開発された対数回帰式に、いくつかの周囲径の測定値を当てはめて体脂肪率を推定します。元の計算式はヤード・ポンド法(インチ)で構築・検証されているため、入力されたセンチメートルの値は計算前にインチへ換算されます。
男性の計算式では、ウエストから首周りを引いた値と身長を使います:体脂肪率(%) = 495 ÷ (1.0324 − 0.19077 × log₁₀(ウエスト − 首) + 0.15456 × log₁₀(身長)) − 450。女性の計算式ではヒップ周りも加わります:体脂肪率(%) = 495 ÷ (1.29579 − 0.35004 × log₁₀(ウエスト + ヒップ − 首) + 0.22100 × log₁₀(身長)) − 450。
体脂肪率が分かれば、脂肪量は体重×体脂肪率(%)で求められ、除脂肪量(筋肉・骨・臓器・水分など)は体重から脂肪量を引いた残りになります。
計算例
性別ごとの体脂肪率カテゴリー
米国運動評議会(ACE)基準に準じた、海軍式の結果を解釈する際の標準的な目安です:
| カテゴリー | 男性 | 女性 |
|---|---|---|
| 必須脂肪 | 2 – 5% | 10 – 13% |
| アスリート | 6 – 13% | 14 – 20% |
| フィットネス | 14 – 17% | 21 – 24% |
| 標準 | 18 – 24% | 25 – 31% |
| 肥満 | 25%以上 | 32%以上 |
海軍式 vs. BMI
BMIは体重と身長だけを比較するため、筋肉と脂肪を区別できません。筋肉量の多い人と体脂肪の多い人が同じBMIになることもあります。一方、海軍式の方法は脂肪の分布と直接関連する周囲径を測定するため、痩せ型の筋肉質な体型と脂肪過多な体型をBMIよりもはるかによく区別できます。
ただし海軍式の方法にも限界があります。内臓脂肪を直接見ることはできず、結果は測定技術の丁寧さと一貫性に大きく左右されます。BMIと併用し、できれば定期的に専門的な体組成測定も受けることをおすすめします。
正確に測定するために
- 金属製ではなく、柔軟で伸びない素材のメジャーを使用してください。
- 厚手の衣服の上からではなく、素肌または薄手の衣類一枚の上から測定してください。
- メジャーは床と平行に保ち、肌に食い込ませない程度に密着させてください。
- 継続的な記録のため、毎回同じ時間帯(できれば食事前の朝)に測定してください。
- 各部位を2〜3回測定し、その平均値を使用してください。
測定結果の活用法
1回の測定値は単なるスナップショットにすぎません。本当に意味があるのは、同じ方法で数週間から数か月かけて繰り返し測定した際の傾向です。脂肪量が減り、除脂肪量が維持または増加する方向に向かっていれば、体重計の数字がほとんど変わらなくても、トレーニングと食事管理がうまく機能している証拠です。