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🧬 感情知能(EI)――理論・エビデンス・限界

自分や他者の感情を理解し使いこなす力は、知能と呼べるのでしょうか。感情知能は学術と一般の両面で大きな注目を集めてきました。

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📌 要点

感情知能(EI)とは何か

感情知能(Emotional Intelligence、EI、一般にEQとも)とは、自分や他者の感情を正確に認識・理解し、それを思考や行動の調整に活用する能力です。学術的な概念としては、1990年にピーター・サロベイとジョン・メイヤーが提唱しました。彼らは感情情報を処理する一連の認知的スキルとしてこれを定義しています。

能力モデルとは何を測るのか

サロベイとメイヤーの能力モデルは、感情を(1)知覚する、(2)思考を促進するために使う、(3)理解する、(4)調整するという4つの枝(ブランチ)から構成されます。これらは正誤のある課題で測定され、性格特性ではなく一種の知能として位置づけられる点が特徴です。代表的な測定尺度としてMSCEITが知られています。

ゴールマンによる普及で何が変わったのか

1995年、ダニエル・ゴールマンの著書『EQ こころの知能指数』が世界的ベストセラーとなり、感情知能は一般に広く知られるようになりました。彼は自己認識・自己制御・共感・社会的スキルなどを含む幅広い枠組みを提示し、ビジネスや教育での応用を後押ししました。ただしこの大衆版は学術モデルより広範で、両者を区別することが重要です。

感情知能のエビデンスと限界は何か

能力として測定されたEIは、良好な対人関係やストレス対処と一定の関連が示されています。一方で、成功を強く予測するといった一部の主張は誇張されているとの批判があります。とくに自己報告式の尺度は既存の性格特性と重なりが大きく、独立した知能としての妥当性をめぐっては議論が続いています。

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📅 最終更新: 2026-06-18 · ✔ All-Lifes編集チームが監修 · 運営者情報・方法論
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