出産後に髪が一握りずつ抜ける経験はとてもよくあることで、ほとんどは一時的な休止期脱毛です。妊娠中は高いホルモン値のおかげで、ふだんなら抜けていた髪も成長期に長くとどまり、髪が豊かに感じられます。出産後にホルモンがベースラインへと急に戻ると、それまで「持ち越されていた」毛包がそろって休止期へと移り、同時に抜けるようになります。
典型的には、産後脱毛は出産後2〜4か月ごろに始まり、生え際や頭皮全体で目立って抜けることがあります。安心できる点は、毛包そのものは傷ついていないということで、ほとんどの女性は出産後6〜12か月の間に自然に回復します。この時期には、強く引っ張る髪型を避け、バランスのよい食事を保ち、抜ける量に過度に不安を感じないことが役立ちます。不安はこの経験を実際以上につらく感じさせるからです。
とはいえ、1年たっても回復しなかったり、分け目が着実に広がるなどパターン化した進行が見られたりする場合は、女性型脱毛や鉄・甲状腺の問題が重なっている可能性があり、検査が必要です。なお、フィナステリドやデュタステリドといった薬は催奇形性があり、妊娠中・授乳中、または妊娠の可能性がある女性には適していません。
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よくある質問
産後脱毛はいつ始まっていつ回復しますか?
ふつう出産後2〜4か月ごろに始まってしばらく多く抜け、たいてい6〜12か月の間に自然に回復します。これは妊娠中に維持されていた髪が、ホルモンの正常化とともに一度に抜ける一時的な休止期脱毛で、毛包は傷ついていない状態です。
もとどおりの髪の量に戻りますか?
ほとんどの場合は戻ります。産後脱毛は毛包が正常に残っている一時的な現象なので、時間がたてば元の密度に近く回復することが多いです。ただし出産後1年たっても回復しなかったり、特定の部位を中心に細くなり続けたりするなら、女性型脱毛など別の原因を診察で確認してみてください。
授乳中ですが脱毛薬を使ってもよいですか?
フィナステリド・デュタステリドは胎児に奇形を起こすおそれがあるため、妊娠中・授乳中、または妊娠の可能性がある女性にはすすめられません。産後脱毛はたいてい自然に回復するので、薬より時間と栄養の管理が優先です。どんな治療も始める前に必ず医師に相談してください。
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